エンジンO/H
全車にエンジンO/H(ファインチューニング)実施
実際に車に乗っているとエンジンの内部は、どうなっているかなんて考えたこともないですよね。一般の車両では、さほど気にならないことでもポルシェになると気になってしまいます。当社では、より良い状態の車両を販売することを目的にエンジンのO/H(ファインチューニング)を行っています。(ガレージ・ロードマン全車)
エンジンの状態です。
カーボンが溜まっています。
走行88000kmの964 3600cc(1991)
別のエンジンです。
走行110000km 930SC 3000cc(1979)
上の写真は、ともに経年変化はあるもののカーボンの付着がすごく、オイル管理の悪さがこの様な状態にしています。こうなってしまいますとエンジンパワーダウン、オイル漏れ、燃費の悪化、エンジン不調排気ガスCO,HC,NOXの増加が発生します。この状態では、ポルシェを購入しても本当のポルシェのパワーは出ていません。
このカムシャフトもオイル管理の悪さとメンテナンスの悪さが出ています。20年近くも経っていますから仕方がないと言ってしまえばそれまでですが、「本来のポルシェに戻す」と言うことを考え販売車両のO/Hを提案致しました。
写真の左側が新品です。
オイルがもたらす影響は、すごいものがあります。
写真は、清掃前と清掃後の写真です。左の汚れている部分は、オイルが焼きついて色が変化しています。オイル管理の悪さが出ています。
上が清掃前、下が清掃後です。
上が清掃前、下が清掃後です。
清掃後です。
こんな形であなたのポルシェも仕上がってきます。
ただ清掃しただけでは、ダメです。エンジンは、動いている為、内部に消耗や歪みが出てきます。それを修正することによりエンジンのパワーアップにつながります。
シリンダーの図を見てください。ピストンが常に上下運動をしている為、摩擦により減ってしまいピストンリングが均等に当っていません。また、右の図の当り面も不良の為圧縮圧力が低下するので大幅なパワーダウン、オイル消費量の増加、ブローバイガスの発生が起こります。
普通他社のオーバーホールでは測定修正しませんが、長年のレース経験を生かし、レーシングエンジンと同じ精度でエンジンを作っていこうと考えています。
何か分からないことがありましたらスタッフまでご相談ください。
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エンジンO/Hの主な対象車種
ポルシェ911 Type 993・964・930・901(ナロー)
空冷ポルシェを得意としています。